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屋久島クジラ&イルカ研究所

4月8日(観察119日目)

更新日:2022年6月9日


4月8日(観察119日目)

クジラ出現頭数 0頭(出現頭数合計 659頭 358群)

晴れ

風 北東の風後、東の風

波 1m

小潮

満潮 10時

干潮 4時22分・17時28分



久々に、カヤックを出しました。

海最高!

水中マイクを垂らしてみたら・・・クジラが歌いまくりでした。

近くにいそうな感じ!

ソングを聞いていると、最後の3月の曲とはまったく違う!

おもしろい!

クジラは、すごく落ち着いた声で歌っていました。



屋久島のクジラの歌声は、結構低い。

そういえば・・・

『この30年、船がたくさん増えたため、クジラの声は高くなってきている。』

という論文をいつか紹介したと思う。

でも、屋久島のクジラ達の歌声はかなり低い声なのだ。

それは、船がまだ少ないからだと思う。

ホエールウオッチングやスイミングがないから、

クジラ達は一日中ずっと歌っている。

船が彼らを追いかけると歌をとめると言われています。

船が多いと、繁殖や、彼らの長期的な影響もあると言われています。

しかし、屋久島は彼らにとってオアシスになっている。

そして、カヤックによく見る船が近寄ってきました。

その船が、私達に100メートル近寄った時、

海の上では普通の船の音なのだけど・・・

水中ではとんでもない音で、耳が痛くなって聞いていられなくなった。

クジラ達も歌うのをやめ全然聞こえてこなくなった。

これってエンジンが古いからかな?だからこんな音が出てしまうのか?

まるで戦闘機のような音だ!

これじゃ~クジラ達も歌うのをやめるし遠くに移動するわ~

船が通過したあとは、クジラ達はまた歌い始めたが・・・

通過前より声は小さく聞こえてきたので、遠くに行ってしまったようだ。



あともう一つ。

スピードの速い船の音も聞こえる。

でも姿は見えない。

スピードを出す船は遠くても海の中ではかなり響きわたる。


海の中の音を聞いていると、私達の知らない事だらけ。

地球は水の星。

7割が水なのだ。

生命もたくさん存在します。

私達は彼らなしでは生きていけません。

だから本当に水の中、海の中の事を知る事って大切。

だって私達はあまりにも何も知らないと思う。


今日は、クジラ達は0頭でした。

声は遠くで聞こえてきているが・・・久しぶりの0頭です。


今日もありがとうございました。


ご寄付ありがとうございます。

とても励みになります。

クジラ達、イルカ達の為に大切に使わせて頂きます。


森 生美様

高橋 なおみ様

布川 晴代様

篠原 誠子様

川尻 まきこ様

清水 美和様

美津子キャノン様


本当にありがとうございます。


感謝を込めて。






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