4月30日(観察141日目)
クジラ出現頭数 0頭(出現頭数合計 694頭 381群)
曇り
風
波
大潮
満潮 6時28分・19時10分
干潮 0時40分・12時56分
早朝から見ていましたが・・・
今日もクジラはいませんでした。
今日が、観察最終日でした。
本当に、本当に、ご協力して下さった皆様ありがとうございました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
141日、5か月近く、毎日早朝から夕方までクジラ調査。
屋久島では、南の10キロの範囲で、
今シーズンにあたる12月~4月まで、694頭もの出現頭数でした。
今シーズンでは、2週間滞在するクジラさんも確認できました。
カヤックでは、クジラが至近距離まで来てくれての
一生忘れられない体験をしました。
カヤックでは、クジラを探すというより、
潮吹きの音が、あちらこちらから聞こえてきていて
夢のような世界でした。
海の中のクジラの歌もたくさん録音する事ができました。
ほぼ4か月間、カヤックで海にでると毎回歌が聞こえてきていました。
歌が聞こえてこない時はありませんでした。
屋久島では、まだホエールウオッチング・スイミングがなく、
船がクジラを狙っているという事がないので、
彼らはいつまでも歌っていました。
(海外の論文では、クジラに船が近寄ると、
90%の確率で歌がとまるという研究結果があります。)
クジラ達は、やはり屋久島を南へ行く
中間地点や通り道と思っているようです。
安全で気持ちいいと思ったクジラ達は数日いるようです。
それは、屋久島の海は静かで、そんなに船がいないからだと思っています。
クジラを観察していると、彼らは気持ちいい所、静かな場所、
きれいな所が大好きなように見えるので、
やはり屋久島は素晴らしい豊かな海だなと思います。
それも彼らは岸近くにくるという!
岸近くでの休憩時間が、9時間という最高記録も!!
それも屋久島だからこそです。
これから調査結果にとりかかります。
今年からZoomにて調査結果を発表しようと思っています。
皆様に、海を知ってもらうという事は、
地球を自分達の生活を豊かに、そして見直す事に繋がります。
クジラ達を全ての動物達を・・・
私達人間と同じように思って頂きたいのです。
それはずっと小さいころからの夢でした。
いつまでもクジラが屋久島に帰ってこられるように。
私達は、いつまでも調査していきたいと思います。
いつもクジラ通信を読んでくれている皆様、
応援してくれた皆様、
本当にありがとうございます。
JRホテル様、調査のご協力ありがとうございました。
私は、自分の旦那にも感謝です。
私を理解して、クジラだけに集中させてくれました。
『NAOとKAYOは、世界で一番クジラを見ているんだよ!
だから、自分達は研究者、自身をもっていいんだよ。』と、
いつも励ましてくれました。
そして、KAYOありがとう!最高の相棒!
ひーちゃんもいるだけでクジラがいっぱいやってくる引き寄せ!
ありがとう!
友人達もありがとう!
クジラさん達、本当にありがとう!
海や鳥たち、動物、虫、森、全てのみんなに感謝です。
みなさんのおかげで私達は生かされています。
では、また調査結果がわかりましたら、
皆様にご報告しますね。
本当にありがとうございました。
感謝を込めて・・・