3月8日(観察93日目)
晴れ
時化
北西の風強い!
最高気温10~14度
クジラ出現頭数 4頭 3群 親子1群
(出現頭数合計 680頭 445群 親子36群)
今朝は北西の風が強く、
家の前からいつも調査を始めるが・・・
東から行くことにした。
しかし昨日は夕方遅くに、
1頭が休んでいたので・・・
朝に行ったら、家の前にいるのかもと、迷ったが・・・
体も本調子ではないし、北西の風11メートルは、
冷えて体にこたえるわと思い東へ。
クジラ達にも、
「ごめんね~私東からはじめるわ~~」
と心の中で伝えたら、
「待っているよ。」との声がした。
その声が迷いをとってくれた。
もっと暖かい時間に西に行こう!
そして東や南はまったくクジラがいなかった。
寒い西は9時となるとだいぶ太陽も出て早朝より気温は上がる。
西へ行くといた!!!
いきなり岸から数メートルの所にいました。
それも赤ちゃん!そして親子!近い!!!
もう感動だった。
待っていてくれたんだね。
彼らはゆっくりしながらどんどん潮の流された。
お母さんの大きなブローの音がすごい感動した。
「待っていたよ! 」とでも言っているようだった。
そして東にたとりつくと親子は沖へ流されていった。
大きなフエリーがきたら赤ちゃんクジラは、
ブリーチを始めた。
「僕はここにいる」(船にクジラがいることを知らせている?)か
「うるさい~」と言っているのか??
母は横でゆっくり休んでいた。
とにかくお母さんクジラは疲れているはず。
この大波の中で、ずっと赤ちゃんを見ないといけないし(迷子にならないように)
赤ちゃんもそんな長い間潜水できないしね。(5~10分)
赤ちゃんは水面にいることが多い。
お母さんは乳をあげないといけないし、本当に寝不足。
でもそれでも我が子にたくさんの愛を。
人間と同じ。
だからゆっくりしてほしい。
フエリーが去ってから、クジラたちは沖へいった。
私は温泉に行ってきて、戻ってまた親子クジラを探したら、
またいた。
今度は漁師さんの網漁があってクジラの近くに行くが、
クジラ親子は西へ移動。
そのあと親子は、ゆっくり休みに入った。
途中お母さんがヘッドスラップ、それも西側へ。
だれかにやっているのか???
探しても誰もいないが、その30分後に、
別のクジラ1頭が西からやってきたのが分かった。
エスコートなのか?家族か?交尾を狙っている雄なのか?
そのクジラが1頭やってきたら、
親子も東へ向かっていった。
尾びれの個体識別をしたらなんと
あの元気なボーちゃん親子だった!!!
まだ屋久島にいたんだね。
嬉しいよ。
ありがとうね。
北へ向かう前にゆっくりやすんでほしいな。
あえてうれしかったよ!
ありがとうございます。