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屋久島クジラ&イルカ研究所

3月8日(観察93日目)

更新日:2024年6月27日



3月8日(観察93日目)

晴れ

時化 

北西の風強い!

最高気温10~14度

クジラ出現頭数 4頭 3群 親子1群

(出現頭数合計 680頭 445群 親子36群)


今朝は北西の風が強く、

家の前からいつも調査を始めるが・・・

東から行くことにした。

しかし昨日は夕方遅くに、

1頭が休んでいたので・・・

朝に行ったら、家の前にいるのかもと、迷ったが・・・

体も本調子ではないし、北西の風11メートルは、

冷えて体にこたえるわと思い東へ。

クジラ達にも、

「ごめんね~私東からはじめるわ~~」

と心の中で伝えたら、

「待っているよ。」との声がした。

その声が迷いをとってくれた。

もっと暖かい時間に西に行こう!

そして東や南はまったくクジラがいなかった。

寒い西は9時となるとだいぶ太陽も出て早朝より気温は上がる。





西へ行くといた!!!

いきなり岸から数メートルの所にいました。

それも赤ちゃん!そして親子!近い!!!

もう感動だった。

待っていてくれたんだね。




彼らはゆっくりしながらどんどん潮の流された。

お母さんの大きなブローの音がすごい感動した。





「待っていたよ! 」とでも言っているようだった。

そして東にたとりつくと親子は沖へ流されていった。

大きなフエリーがきたら赤ちゃんクジラは、

ブリーチを始めた。

「僕はここにいる」(船にクジラがいることを知らせている?)か

「うるさい~」と言っているのか??

母は横でゆっくり休んでいた。

とにかくお母さんクジラは疲れているはず。

この大波の中で、ずっと赤ちゃんを見ないといけないし(迷子にならないように)

赤ちゃんもそんな長い間潜水できないしね。(5~10分)

赤ちゃんは水面にいることが多い。

お母さんは乳をあげないといけないし、本当に寝不足。

でもそれでも我が子にたくさんの愛を。

人間と同じ。

だからゆっくりしてほしい。

フエリーが去ってから、クジラたちは沖へいった。




私は温泉に行ってきて、戻ってまた親子クジラを探したら、

またいた。

今度は漁師さんの網漁があってクジラの近くに行くが、

クジラ親子は西へ移動。

そのあと親子は、ゆっくり休みに入った。

途中お母さんがヘッドスラップ、それも西側へ。

だれかにやっているのか???

探しても誰もいないが、その30分後に、

別のクジラ1頭が西からやってきたのが分かった。

エスコートなのか?家族か?交尾を狙っている雄なのか?

そのクジラが1頭やってきたら、

親子も東へ向かっていった。


尾びれの個体識別をしたらなんと

あの元気なボーちゃん親子だった!!!

まだ屋久島にいたんだね。

嬉しいよ。

ありがとうね。

北へ向かう前にゆっくりやすんでほしいな。

あえてうれしかったよ!

ありがとうございます。

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