3月27日目(観察109日目)
- 屋久島クジラ&イルカ研究所
- 3月27日
- 読了時間: 2分
更新日:4 日前

3月27日(観察109日目)
大雨のち曇り
最高気温25℃ 最低気温19℃
南西の風
時化
クジラ出現頭数 0頭(クジラ出現頭数合計 667頭480群 親子20群)
早朝3時から雷雨、家の横の沢が大爆発のような音。
トタンの屋根の大雨の音は、機関銃の音のような感じです。
稲光すごがった。
でも。昨日からこの大雨を予測して。
贅沢に大きな耳栓を両耳にした。
そんなに聞こえてこなかったので寝れました。
そしてまずは起きたら滝にいってみよう!と思った。
大川の滝についたらすごいことになっていた。
でも水量は思ったほどではなかった。
美しいパワフルな大川の滝に、
一人で『ありがとう ありがとう』をたくさん唱えた。
いっぱい元気を頂いた。
そしてクジラ調査。
だが大雨、視界不良。で、海はまっ茶色。
道路脇の排水溝のコンクリートの蓋が水で持ち上がったり、
直そうとしたら無理でした。
重すぎる。
『尾之間観測史上の大雨』と聞いたため、
カヤックをすぐ見に行った。
港の横の沢が大爆発していた。
そして岩がいっぱい!!!
カヤックは無事でした。
良かった!
車が通れるくらいに岩を片付け、
大雨の凄まじさのあと。
やっぱり水ってすごい力だね。
クジラ調査にいったが、また大雨・・・
今日は思い切って、『体の休む日』にしました。
ずっと休みなく調査だから、チャンスだね。
明日から気合入れます。
そして帰ってから久しぶりのお昼寝。
もう最高でした。
家の沢の音を聞きながら感謝。

そして漫画を一気読み。
動物の研究についての漫画『へんなものみっけ!』。
私の姪っ子のおすすめ。
彼女も生物を専攻して大学院で、
博物館の展示などをしていた。
リスペクトの姪っ子だよ。
そんな彼女が勧めた漫画最高におもしろかった!!
久しぶりに漫画で泣いたわ。
なんとクジラの話とサシバの話が同じ巻に!シンクロ。
いままで亡骸はすぐ海や土に返すって思っていたが、
この漫画を読んで亡骸を大切に解剖して、
骨格標本にするのは大切で、
未来に残して保護に繋がるっていうことを理解しました。
私の中では、人間の興味によって、
動物たちに負担をかけることはまだ受け入れられないけど。
それは、彼らは私たちと同じ感情をもっているから・・・
だけど、動物って、地球って本当にすばらしい。
いろいろ知らなかったことが、
まだまだあるんだな~って・・・
クジラ調査できる幸せ。
本当に自分の旦那様、
家族、友人、海の生物、みんなに感謝です。
ありがとうございます。