
2月1日(観察55日目)
曇りのち大雨
南東の風強く、暖かい
時化
最高気温18℃ 最低気温13℃
クジラ出現頭数 10頭8群(クジラ出現頭数合計 282頭187群 親子13群)
今朝は、
まだ雨が降っていないので
はりきって岸へ。
それもかなり早すぎてまだ暗い。
もう明るいはずが雨雲で暗い。
遠くに、テールスラップを見つけた。
そうしたら、遠く西の水平線でめちゃくちゃ大きなブリーチ!
あ!クジラ達が、コミュニケーションしている。
またそんな遠くないところでブリーチ!
このあとすぐ、岸から数メートルのところで、
一歳児?子供がブリーチ。
すごい!!!体を全部だしている。
子供で、体長10メートルぐらいはあったかな。
今までこんなに近くでブリーチをみたのはこの8年間で2回目だ。
岸から数メートルの位置で、圧巻でした。
ただ、暗いためブローが良く見えなく、
クジラは、どんどん西に移動したような・・・
そのあと、大学生達がきてクジラを一緒に探した。
なかなかいなかったのですが、
一時間ぐらい経って、2頭が沖からやってきて東へ。
皆で、東に向かった。
もう荒れ狂う波の中、クジラを見つけるのは至難の業。
ブローはすぐ消えるわ、波で背びれもみえない。
近くでブリーチしてくれないと見えない。
そう思っていた時、数頭がブリーチをしてくれた!すごい。
ブリーチのしぶきも高波と風で、
二倍に大きくなって見えるような感じがする。
最後は2頭が、東から近くまでやってきた。
みんな見つける事が出来て嬉しそうだった。
それにしても彼らは、動物学科なのでさすがです。
動物好きだから、ずっとどんなお天気でも双眼鏡を片手に、
ずっと静かに見ている感じでした。
地球を守ってくれる未来の研究者達だね。
そしてすごいことが!
なんとその大学生の中の一人が、
10年前に長野のNAO達が主催した『屋久島の木を磨くワークショップ』に、
参加していたのだ!
その時、彼女はまだ中学生。
すごいシンクロ。
これもクジラさんのおかげで再会。
今日も高波大雨が来ている海ですが、
クジラさんはいっぱいいました。
午後からは大雨のために観察中止しました。
ありがとうございます。