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屋久島クジラ&イルカ研究所

1月6日(観察31日目)

更新日:6月27日



1月6日(観察31日目)

雨 

南西の風 弱い ほとんど風なし

凪  

最高気温17度から9度

クジラ出現頭数 4頭 1群(出現頭数合計 29頭 14群  親子2群)


早朝KAYOとクジラの映像について電話していた。

その時、屋久島に4頭で遊びにくるチームの映像は絶対に

スライドショーに入れたいと話していた矢先・・・

その子達がなんとやってきた!


今朝は雨、視界不良、でも心はわくわく。

昨日のクジラソングをずっと聞いていたら

『いまからいくよ。午前中にいくよ』と、

聞こえてきてしょうがない。

視界不良だと見えないし・・・

雨で寒いから調査は中止なんだけど、

もう説明できないけどわくわくで行くことにした。

雨の中、岬にいったら、

雨ですごい視界不良なのに

水平線から太陽が昇ってきたのだ!

すごい!!!太陽のところだけ、雲が開いている。

なんてミラクル。





そして西から東へ、集中して雨降る海をみていった。

西に戻ったらなんと雨は降っていたが視界が晴れたのだ!

遠くだったら今はみえるぞ!

今だ!今きたら絶対にわかる!!!

きた!!!

遠くでブローがたくさん!

4頭同時ブロー





私達が毎年見ているあの「聖なる4頭なのだ!」

今朝話していた、4頭がやってきたのだ!

もう感動。

それもこっちに!岸にくる!!!

うわ~~~挨拶だ。

KAYOも合流して二人で感動してみていた。





それもクジラは私達の近くにきたら

ホイッスル(口笛のような音)を出した。

これは特別で私達がいることをわかっているときに

出してくれるホイッスル,、合図なのだ!

KAYOは感動して泣いていた。(今年初クジラ感動!笑)

雨の中の撮影は至難の業、

傘を背中の後ろに突っ込んだり(KAYOは大笑い)

あとは岩に傘をかける・・・

体制が、かがむのでやばい!

でも苦労もあっての1頭の尾びれIDがとれた~やった!

4頭は、東に移動していたので、

いつもの岩山は雨で滑るため、

2人で二か所の岩でそれぞれクジラを待つ。

お互い連絡しながら。

順調にクジラたちはやってきた。

もう大雨でカメラも双眼鏡も無しになった。

なので叫ぶことにした

『クジラさん!!!!また帰ってきてくれてありがとう。

大好きだよ。 いつもありがとう。

みんなが幸せになるように私達ががんばるからね!』

そうしたらその先頭のクジラがなんと頭を出したのだ!

その時わたしは魂が震えて泣いた。

思い出すだけでも今でも泣ける。

今度は強く頭をヘッドスラップ。

『君達のことはわかっているよ。』とでも言っているようだった。

そこから彼らはどんどん沖にいった。

もう最高に感動した。

いつも先頭が頭を出して、まるでパレードのように屋久島の南の海を横断する。

彼らはまた必ず帰ってくる。

一年に2回見れるのだ。

今度は東からやってくる。

また彼らとの再会も嬉しい。

その時は彼らはその再会の瞬間にもきっと、前もって合図をしてくれるのだ。

楽しすぎるよ!!!大好きすぎてたまらない。

ありがとう。


大雨でびしょ濡れになり、温泉へ。

盲目のOさんがいた!

私は車に戻って昨日カヤックで録画したクジラソングのレコーダを

取りに行って、Oさんに聞かせたら、

『なんと楽しい声なのよ。最高のお正月だよ。ありがとうね。』

わたしもうれしい、ありがとう。

この四ヶ月間、ずっと歌っているクジラの声は本当に神秘的で、

みんなに聞かせたい。

私達、人間が存在する前から彼らは歌だけで文化を築きあげている。

平和なクジラたち。

すべてに感謝。

今日も最高に幸せです。


ありがとうございます。

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