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屋久島クジラ&イルカ研究所

2月7日(観察56日目)

更新日:2021年5月19日


2月7日(観察56日目)

クジラ19頭(クジラ出現数380頭)

晴れ

風 北西

波 2m


今日は、大きな群れが屋久島へやって来ました。

平内には、朝から7頭発見。

生まれたばかりの赤ちゃんがいたと思います。

本当に、可愛い。お母さんクジラと一緒に、船に気を付けながら東へ。


尾之間へ行くと、またすごい数のクジラ達。

しかし、見たことのない船がクジラ達を追いかけている。

ホエールウォッチング?クジラ達に申し訳ない気分でした。

船は、すごいスピードで近寄り、その為か・・・クジラ達は大興奮。

みんな沖へ向かって行ってしまった。

見ていて胸が苦しくなった。

船でクジラ達に近寄るのは、あまりお勧めしたくないのです。

クジラ達は、音でコミュニケーションをしている為、船が近寄ると嫌がります。

クジラにとって船の音は騒音です。

やはり、クジラ達にも負担のない岸からの観察が、一番いいです。

みんな動物に対する価値観はそれぞれですね。


クジラ達に近寄る場合は、もっと距離をあける。

例えば、200m以上。

エンジンはきる。

クジラの親子には近寄らない、嫌がっている時は、特にNGです。

(赤ちゃんクジラは、5~10分おきに呼吸するため早く泳げない)

クジラ達の前に現れたり、彼らの進路を遮らない。

後ろから距離をあけエンジンを止める。

クジラ達をただただ待つ。自分たちに興味をもってくれるクジラ達を待つ。

そうしたら素晴らしい繋がりになります。

カヤックで、クジラから近寄ってきてくれた体験をした時、本当に嬉しかったので・・・


クジラ達を追いかけまわしていたこの船は、

きっとクジラ達の事を全然知らないのだろうな。

クジラ達に、ごめんなさいでした。


クジラ達の為にも私達は、これから対策を考えないといけない。

屋久島に、クジラ達がずっと帰って来れるように・・・

人間と動物との調和。

人間同士の調和。

本当に、クジラ達からいろいろと学びがあります。


今度は、小島でテールスラップ。

手を振っている親子クジラが可愛い。


最後は、尾之間でずっと休んでいるクジラがいました。

今日は、ここでお泊りか?疲れているのかな?

ゆっくり疲れをとってね。おやすみなさい。


今日もありがとうございました。

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